言ってはならない言葉

今まで、過去話ばかりでしたので、最後に最近のお話をしましょう。

すべてはこの言葉からはじまった。
社長『そんなの不可能じゃないですか』
そう、彼はいいました、僕の目の前で
 クライアントから管理画面上からユーザサイトのHTMLテンプレートを編集する際にプレビューが見たいという要望がありました。うちのシステムはphpで出来ていて管理画面上からsmartyのテンプレートを編集できます。で、ここでプレビューを表示させたいわけなのですが、ユーザサイトで表示させる場合と違って当然DBのデータやらセッションの値やら、FORMの入力内容がないので、そのままだとデザインが崩れて表示されてしまいます。そこで、データが欠けてるからプレビューは不可能だという社長の発言となったわけです。

 さて、社長もエンジニアなのですが持論として『不可能』という言葉は『言ってはならない言葉』だった筈でした。それはエンジニアとしての成長に自ら終わりを告げる言葉だと僕も常々思っています。そんな社長が思わず口に出した事案であれば、尚のこと解決したいと思ったわけでした。

 ここで、問題を整理しましょう。ようするにデータが欠けてるからプレビューを表示できないわけです。じゃあViewClassで指定した特定ユーザID*1の場合のみ、テンプレートエンジンに引き渡す引数をキャプチャし、シリアライズしてテンプレート毎にファイルに保存しておけばいいんじゃないかと考えました。そしてこのキャプチャしたデータを元に管理画面でプレビュー画面を再構築して表示することができました!!

 誰かが出来なかったことを解決してあげることが出来たときってエンジニアとしてうれしいですよね。誰かが『不可能』と言ったら、是非問題にチャレンジしてみましょう、成長のチャンスですよ!!

もちっとだけ続くんじゃ...

 さて、本日でブログコンテストが最後となりました。今まで購読してくださった方々ありがとうございました。期間限定のブログのつもりでしたが、予想外に購読してくださる方々がいらっしゃったので武勇伝以外で、もちっとだけ続けるかもしれません。

*1:テンプレートプレビュー用データ作成用の管理者が作ったユーザ